2011年5月3日〜5日三宅島釣行

5月3日(朝) 三宅島ゴンパチ

今年は仕事と震災のおかげでゴールデンウィークに突入しようというこの時期まで海釣りをしていなかった。メジナの顔を見たのは約半年前の事。もっと早く今年初の海釣りに行きたかったのだがようやく小学5年生と3年生の息子2人を連れて、三宅島にて竿はじめができた。直前になって決まったので行きも帰りも席なしとなってしまったが、何とか船にも乗せてもらえ、行きつけの宿である伊波荘の方もなんとか無理を言って部屋を空けてもらった。

初日は小学5年生の史眞乃が、小学2年生の時34cmの尾長メジナを初めて釣った思い出の場所であるゴンパチへ入った。当初狙いはシンズシロか新鼻だったのだがどちらの磯にも先客が入っていたのでゴンパチへの入磯を決定した。

子供達は竹芝桟橋で仕掛けを準備していたので磯に入ってから竿を出すまでの時間が短い。お兄ちゃんは全て自分で準備出来るが、弟の方は私が仕掛けをセッティングしてやらなくてはならない。弟の仕掛けの準備が終わり続いて自分の仕掛け作りに入った所で史眞乃の竿にいきなりメジナがかかった。わずか2投目のヒットだったらしい。釣れたメジナは口太で33cm程度のまぁまぁサイズ。

自分の仕掛け作りを中断し、お兄ちゃんの釣ったメジナの写真を撮ったりスカリを準備したりしているうち、続いて弟の依七海の竿が大げさに曲がっている。まぁまぁ大きそうだが余裕のやり取りをしている。タモを持って魚が浮くのを待っていると何と40cmを軽く越えていそうな尾長メジナ。後ほど正式に測定したら何と46cmもある立派なサイズであった。

私がまだ臨戦態勢に入っていないのに既に仕事を終えた感じである。それにしてもよく取れたもんだ。再び写真を撮ったりスカリに依七海の釣った大メジナを納めに行ったりしてなかなか釣りが出来ない。この時は「子供達に釣れるのだから今日は入れ食いになるな。」と思っていた。釣りを開始すると思いと裏腹に餌が取られない状態であった。それでも何とか食ってくるタナと場所を探り当てようとあの手この手やってみるが一度もあたりがない。子供達も最初の一発のみで後は当たりがない模様。そうこうしているうちに沖でナブラが立ったので史眞乃が狙ってみると一発でカツオが掛かった。

釣れた鰹はお腹に星があるスマガツオで旨い魚である。負けてはならないと頑張ってタナを探っていると私にもようやくあたりがあった。結構強い引きなので期待をしてやりとり。

強い引きに耐えていると残念ながらメジナではなくニザダいでした。この魚は写真を一枚撮って海に戻ってもらいました。

その後あたりがないので場所替えをしようということになり、魚を冷凍するため一旦宿に帰った。

依七海の釣ったメジナを検量すると46cm1.3kg!!これはなかなか立派ですよ!!史眞乃の33cmのメジナが小さく見える。

朝の釣果を手に持つ2人!!私はキープ魚がなく子供達に完敗でした。

宿では昨日妻が握ってくれたおにぎりと、史眞乃がゴンパチで釣ったスマガツオを早速頂いた。釣り立てほやほやのスマガツオは実にうまい!!あっという間に半身をたいらげてしまった。

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5月3日(昼) 三宅島ベンケイ根

宿にてひとしきり測定したり撮影しした後、三池の知り合いのお宅にお土産を届け、本日2箇所目の磯である空港下のベンケイ根に入磯した。

ベンケイ根、適度なさらしがあり何とか釣りになるかと思いつつ、流してみると当て潮のようで釣りにくい。あの手この手やってみるが一切当たりがない。夕方になれば当たりが出るかもしれないが2時間程やって一度も餌をかじられないので水温が下がったものと予測し、少しでも水温が高いママに場所異動をする事にした。

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5月3日(夕) 三宅島ママ

本日3カ所目の磯であるママに入磯した。ママは結構坂道がきつくさすがに準備運動なしで3カ所の場所替えはきつい。子供達はわりと平気で歩いている。ママには一人地元の釣り人が入っていたので状況を見てクンドウラへ行こうと思っていたが快くとなりに入れてくれた。

ママは右から左へ速い潮が流れていたが潮上に入った私たちには不利な状況。潮上にコマセをバンバン撒き、潮下を攻める。ここでもしばらくの間えさ取りもない。待望のヒットは29cmと型の良いカワハギであった。この魚は夜の肴のために大切にキープ。

ママもえさ取りが少なく相変わらず厳しい状況ではあるが何とか一匹引きずり出しました!!43cmの尾長メジナで今年は初メジナです!!あと2〜3匹は行けそうでしたが、今日は宿の人に早めに帰って来るように言われているので夕まず目一歩手前、史眞乃が最後にブダイを一匹釣り上げた所で納竿とした。

宿に帰って検量タイム。待望の尾長メジナは43cm1.06kg。楽しみなのは大きなカワハギに肝が入っているかです!

史眞乃も最後に意地を見せ殆ど当たりがない中からブダイを釣り上げました。

一応私も釣り魚を手に持ってお決まりのポーズ。

待望のカワハギの肝、たっぷり入っていました。透き通るような透明な身を肝醤油に漬けて口に入れると天にも昇る気分!!これまでに食べた刺身の中で一番旨かったかもしれない。肝もパンンパンだったが卵もたっぷり入っていてこちらは甘辛く煮付けてくれた。

食いは渋かったが、子供達も満足な釣果をあげる事が出来まずまずの初日であった。

今回の釣行の様子が磯投げ情報8月号に掲載されました。

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5月4日三宅島シンズシロ

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